私たちは、0-100歳までのすべての人の基礎学力を伸ばすために、3つの道場の普及活動をおこなっています。
ことばと数に強くなる3つの道場
音読道場について
昨今、音読の重要性が教育現場で唱えられています。学校教育でも音読を取り入れ、生徒たちにはなじみやすい学習であろうと思います。
ですが、音読をどのようにおこなえばいいのか、その学び方にまで踏み込んだメソッドはほとんど存在しません。
私たちの音読道場は、独自開発の基礎発声プログラムや日本語の意味を把握しやすい読み方を使い分け、読むだけで日本語が理解できるように、音読の効果を最大化させるカリキュラムを組んでいます。
▶音読道場の音読メソッドの科学的効果
☝音読は黙読より脳全体を活性化させる
川島隆太教授によれば、脳の活性化に音読が「最適な方法の一つ」だそうです。
(川島隆太先生へのインタビュー記事:https://www.hj.sanno.ac.jp/cp/feature/201911/08-02.html)
☝脳幹に響くように音読することで脳を活性化
☝大きく口を開けることで、脳と身体を健康に
英語学習ではノンネイティブはmubling(ぶつぶつ)を避けるために、はっきりと口を大きく開けて発音し、クリアな音が出るようにトレーニングします。
しかし、これはノンネイティブでなくとも、有効であることは言うまでもありません。
日本語ネイティブである私たちも、日本語能力を高めたいのなら、mublingをやめ、大きく口を開け、1音1音クリアに発声する必要があるでしょう。
☝身体ジェスチャーを組み合わせて言語力を育成
身体表現を伴うことで、より脳を刺激することができると言われています。
初級の基礎発声では、ただ音を出すだけではなく、体(口)を大きく使って大げさに音読しますが、身振りが加わることで、曖昧に発話しがちな1音1音を逃さず音読することができます。
▶音読道場の学びのポイント
①独自開発した母音の発声方法
私たちの音読道場は、ただ音読するだけではありません。独自開発した日本語の特徴をつかむ方法を使って、武道のように、日本語の「かた」を体得します。
②音読でアタマとカラダをつなぐ
日本語を正しく読めるように1音ずつ丁寧に音読することで、日本語の言語能力を育成し、独自開発の発声法により、1音ずつ身体に違いを伝えていきます。
ことばを使うということはただ脳を使うだけではなく、体を使って学ぶものだと確信しています。
この音読道場ではそれらと同じく口を大きく開けるトレーニングから始め、脳幹を活性化するような発声を意識的におこなっています。
なお、整体やヨガでは身体の改善のために、まずは発声を取り入れるそうです。今後、この音読メソッドが、身体へもいい効果があることが実証されるかもしれません。
③速く読む前にゆっくり読む
速く読むことが脳の活性化にいいと言われていますが、私たちは、その前に武道の「かた」をゆっくり学ぶように、1音1音脳に響かせるように、はっきりと発音するところからはじめ、次第に速くしていきます。
このスモールステップでの音読方法によって、識字の苦手な人でもスラスラ音読できるようになった成功例も少なくありません。
④良文の多読!
独自開発した5つの読み方を使い分けながら、意味が入ってくる読み方で多読し、黙読しても自分の声が聞こえるレベルまで音読力を高めます。
サイコロ道場について
サイコロ道場は、算数が苦手、計算ドリルが嫌いという子どもたちのためにはじまりました。
そのため、手も鉛筆も紙も使わないで、アタマだけを使って暗算する真の意味で暗算する力を養う道場です。
作文道場について
私たちの作文道場は、音読道場を通過した者のみ参加が許されています。
これは文章を書く前にまずは十分音読して、日本語のリズム感を体得している必要があると確信しているからです。
作文道場では、KJ法やマインドマップのように、メモを書き、そこから
予定調和な構成ではなく、この順番で書いたら、読む人がおもしろがりそう、楽しくなりそうということを優先して構成します。
「作文」といってますが、読んでいておもしろくなければ書きまとめる意味がありません。
人を楽しませる書き方をここでは指導することを心がけています。